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シャドーボックスで太古の神を蘇らせる。

シャドーボックス。ご存じだろうか。シャドーアートという通称の方が有名かもしれない。
インターネットのアカシックレコードことwikipediaによると.....と、続けるつもりがwikipediaに載ってなかったので(なにがアカシックレコードだ)、デュエルマスターズwikiから引用すると、

シャドーアートとは、何枚ものイラストのパーツを重ね合わせることで立体的な絵を作る技法及びその作品のことであり、シャドーボックスとも呼ばれる。
ことTCGにおいては、数枚のカードイラストや枠を切り貼りすることで立体感を出したカードを指す。



とのこと。

こと作品作りにおいて、文字だけでは何も伝わらない。
上手い人の作品を見てくれ。







SUGEEEEEEEEEEEE!!!!!!

なにこれ紙?「在る」じゃん。「在る」。(引用の許可はいただいております。ありがとうございます。)


アート!?プラモ!? デュエルマスターズ流シャドウアート!

こっちはデュエマのグランプリの際の公式レポート。俺の記事を読んでからでも読む前でもいいから観て。



俺は工作が好きで、大学では建築模型作ったりしてた。辞めたけど。
辞めたから時間がある。いっちょやってみるか!!

......というノリで、いくつか作ったうちの一つがこちら。





どう?ちょっと良くない?
kanjuさんの一流の見た後だからしょぼく見えるかもしれないけど、4作目だからこれ。良くない?





そんなシャドーボックスビギナーの俺が、シャドーボックスを作るまでを、追ってみよう!というのがこの記事。







今回題材に選んだのはこちら、「起源神プロトン」
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写真ではわかりにくいが、左の1枚はホイル加工がしてありキラキラしてる。
これが収録されていたパックのベリーレアカード「神核アトム」が欲しくて買いまくってたが、アトム以外のすべてのベリーレアを入手した辺りで、プロトンなどのコモンアンコモンカードは5枚前後集まった。今回はこれをシャドーボックスにする。

シャドーボックスを作るのに必要なものはカードのほかに、
・デザインナイフ
・カッターマット
・ボンド

最低限これだけあればできる。しかも全部100均で買える。
「カッターナイフじゃダメなの?」という声が聞こえるが、デザインナイフを推奨する。
建築模型を作る時に買った1000円近いカッターナイフも持っているが、それよりも100均のデザインナイフの方が使いやすい。

それらに加えて、
・DSのタッチペン
・水性マジック
・マニキュアの透明なやつ
・発泡スチロールの板的なやつ
があると大幅に作品の質が上がる。やはり全部100均で買える。

あとはまぁ、マスキングテープとか爪やすりがあると便利かもしれない。


それじゃあ、さっそく作ってみよう。

気分を高めるために「それじゃあ、さっそく作ってみよう。」なんていったが、すでに前置きが長い。「さっそく」のハードルが低すぎる。


まずはデザインナイフでクリーチャー以外をすべて切り抜く。

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刃を入れた。これでもう、このカードはデュエルに使えない。マーキングだ。パンドラのブラックマジシャンと同じだ。

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切り抜いた。これでもうデッキには入れられない。パンドラがイカサマと叫ぶレベルだ。


この時に気を付けるべきことがある。刃を入れる時の向きだ。
あなたが右利きなら、クリーチャーが常に左に来るようにカードを置いて、引いて切る。だから、ギザギザしたところとかは何回もカードの向きを変える必要がある。
面倒と感じるかもしれないが、こうすることでカードの断面が目立たなくなる。完成したときに、断面は作品の見栄えを左右する。先のkanjuさんの作品と俺のドルバロムを比べてもらえばわかるだろうが、断面の粗が全く違う。

(言っておくと、俺も断面は結構綺麗にしたつもりだが、ドルバロムのようにホイル加工してあるカードは表面がはがれるので難しいのだ。)

断面を目立たなくするためにさらにできることがある。

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断面の白いところを水性マジックで塗る。ご存じないだろうが、白より黒の方が目立たないのだ。黒く見えるものは光を吸収しているからだ。こうして当ブログ読者はまた一つ賢くなった。

これだけでもだいぶ目立たなくなるのだが、もう一つおまけにやっておいた方がいいこと、それは断面を丸めることだ。
DSのタッチペンで、表から縁をなぞって丸める。気持ち目立たなくなる。
別にタッチペンでなくてもいいが、耳かきやイヤホンプラグ、ボールペンのキャップなどで試したところ、俺はタッチペンが一番しっくり来た。3DSのよりもDSliteの方が良かった。
ちなみにモデラーという舶来の専用道具もあるらしい。


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こちらが、今説明したことをすべて無視したテンサイジャニット。
刃の向きを適当にし、断面の処理を何もしていない。



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一方、こちらがいろいろやったテンサイジャニット。
どう?え、あんま変わってない?そっか.......。
実物ではもうちょい違って見えるから。勘弁して。そのデザインナイフを俺に向けないで。
プロトンの時に比較写真撮るの忘れて、わざわざ昔ゲームに使ってたのを切ったから。許して。




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次に、手前に来そうなパーツを切る。この辺はインスピレーションとカードの枚数に相談だ。
カード1枚は背景と土台にするので、刃を入れずにとっておくことを忘れないでくれ。

プロトンの場合は、まず下半身がタカの頭を模した形状で、斜め下からグイっとくるイメージだとかっこよさそうなので、頭とくちばしの上だけを切り抜いた。上半身と腰の境目は鎧のようになっててくびれてるので、そこで区切って、上半身だけ切り抜いた。
この時、上半身と剣を一緒に切り抜く手段もあるが、俺は別々にする。
剣に角度をつけて、よりリアルな立体感を出すためだ。


別のカードでは頭の横の翼、右肩の翼、剣の周りのエフェクト、剣、名前欄を切り抜いた。
さっそく重ねてみたいかもしれないが、落ち着いてくれ。カードは逃げないから。






プロトンなら触角のように、細い部分は切り抜くと、ヘニャヘニャになりがちだ。

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ここで、透明なマニキュアが登場する。
裏に塗ることで、どんなに細い部分も、何が待っていても、補強することができる。

透明なマニキュアの出番はここだけでない。

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剣やビームのような光っている部分にマニキュアを塗ることでつやのある表現ができる。
さらに、爪に塗ることで爪の見栄えもよくなる。
100均で買えるのが怖いくらいな透明なマニキュアだ。
ちなみにレジンという舶来の専用道具もあるらしい。

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先ほどの上半身に、剣を持たせた。手のところは直接ボンドで接着し、胴体と重なっているところは間に発泡スチロールの板を細く切ったものを挟んだ。
このように別々に切り抜く方が、剣を持ってる感を感じていただけると思う。

じゃあ、パーツを重ねていこう。
ただ貼り付けるのでなく、丸みを帯びてる所は軽く曲げると、リアリティが出る。
カードとカードの間はスチロール板を細く切り、挟んで調整する。複数枚重ねて挟んだり、薄くしたり、斜めにしたりしてうまく調整しよう。







そして、完成したのがこれだ。
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別の角度。
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スチロールの板が見えている。

いかがだろうか。そこそこカッコいいと思っているのだが。
透明な破片が飛び散ってるので、そこもマニキュアで作った。



さて、デュエルマスターズに造詣の深い方ならお気づきだろう。

起源神プロトン UC 光文明 (6)
クリーチャー:ゴッド/オリジン 5000+
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から1枚目を裏向きのまま、新しいシールドとしてシールドゾーンに加える。
G・リンク《神核アトム》の右横、または《起源神レプトン》の上側(バトルゾーンに自分の指定ゴッドがあれば、このカードをリンクしてもよい。リンクしたゴッドは、各ゴッドの特性〔パワーや能力〕を持つ1体のクリーチャーとなる。バトルゾーンを離れる時は、どちらか1枚を選ぶ。)
このクリーチャーは、リンクしている時、シールドをさらに1枚ブレイクする。










G・リンク<ゴッド・リンク>!








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言いたいことはわかる。よくわかる。でも、上段中央に入るのは「神核アトム」、俺が唯一入手できなかった「神核アトム」なんだ。
左上のエレクトロンは6枚持っているんだが、そっちを先に作るとアトムを作る時につながる部分の辻褄合わせがちょっと面倒なんだ。
左下のクォークのランスが特に分かりやすいと思うが、ゴッドはリンク先のパーツも考慮に入れないといけない。
プロトンもエレクトロンも余ってるからやり直せる。でもアトムは買わないといけなくて、お値段もちょっとする。買う枚数が慎重になってるんだ。
左上のはxboxのコントローラーだ。アダルトグッズとかそういうのじゃない。
だから許してくれ。握りしめたデザインナイフを下ろしてくれ。
ちなみにリンクするときは裏にスチロールの板を貼ってる。





いかがだろうか。普段ちゃらんぽらんな記事ばかり書いている俺でも、まあ人に見せれる程度の作品は作れる。
元のカードがちゃんとクオリティ高いんだから、よほどでない限りまともになるだろう。

カードをあまり持ってなくても大丈夫、2枚で作る手法もある。




作り方は見ての通り、2枚の同じラインに切れ込みを入れて、余計なところを切り落とすだけだ。
上を見ればいくらでもうまい人はいるが、必要な道具も少ないし最初から悪くないものが作れる、工作好きにはおすすめしたい趣味だ。現役プレイヤーも昔やってたって人も、一度カードを掘り起こして、作れそうなカードがあったら是非やってほしい。

あとアトムがあったらちょうだい
















<5月1日追記>
時は(2週間ちょい)流れ、2018年4月末日。



神核アトム、おれが当時7,8千円かけて1枚も手に入らなかったカード。メルカリで4枚1000円以下だった。時間とインターネットは、物の価値を容易に変容させてしまった。
(おまけに前半で紹介したkanjuさんから今度のグランプリでお譲りしようかという提案までいただいた。俺は地方民故今回はグランプリに出られないのでお断りさせていただいたが、何から何まで本当にありがとうございます。)


とにかく、アトムが手に入った。
作り上げなければ。
太古の神の力で、この星を征服してやろうではないか。



G・リンク<ゴッド・リンク>!



最強


どうだ、これが6体リンクした起源神の姿だ。大迫力だろう。自分の工作がというよりは、Daisuke Izuka先生の素のイラストがすごいからだが、ぱっと見のインパクトは増してるはずだ。





写真だと立体感が伝わりにくいので、動画もとってみたが、横に平たくなってる都合上、動画でもうまく立体感を伝えられてない。作る技術だけじゃなくて、撮影の技術も磨かなければならない。




ちなみに、アトムの迫力を表すのに夢中になってたら「クリーチャー」と表記されている枠(能力が書いてあるところの左上)を切り取るのを忘れていたので、


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邪眼銃士ダーク・ルシファーに犠牲になってもらった。設定ではダーク・ルシファー含む邪眼の一味は起源神に敗北しているので、仕方ない。










ちなみに今調べたら、kanjuさんは起源神だいぶ前に作ってらした。何から何まで本当にもう。デュエマプレイヤーとしても名高い無尽蔵のサブウエポンさんも作っていたクリーチャーでもあったし、ビギナーが作るような題材でないことだけはわかった。

でも楽しかったのでそんなの気にしないです。
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