FC2ブログ

記事一覧

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

オンボロゲーセンとプリチャンと出会い

俺はプリチャンおじさんだ。20歳なので、まだおじさんという歳ではないと思ってはいるが、プリチャンをプレイする選挙権を持つ男性は皆プリチャンおじさんだ。

プリチャンのシステムについて簡単に説明しよう。初めてのプレイの時、プレイヤーは100円で「プリチャン会員証」を発行する。発行しないでプレイもできるが、データを保存できないため、2回以上プレイするなら基本的に発行するのが吉。
その時に、「マイキャラ」を作る。ざっくり言うとアバターだ。ヘアスタイル、ヘアカラー、アイカラー、顔のタイプ、声、眼鏡とかを設定する。(年齢も設定するが、最大単位が18歳以上となっている。18歳以上をおじさんおばさんでひとくくりにするためだろう。)
ゲームは作ったマイキャラ、もしくはアニメのキャラクターに衣装を着せて、音ゲーでステージを行うのが基本だ。衣装に設定されたステータスと音ゲーのスコア(いいね)によってフォロワーを増やす、あるいはキャラを見て幸せ指数を高めるのが目標。

そして、このプリチャンの大きな特徴として、「プリチケ」「フォロチケ」の存在がある。
プレイ終了後、カードを一枚入手できるのだが、上から3分目あたりのところにミシン目が入っており、そこで分ける(通称パキる)ことができる。
下側(プリチケ)は衣装とその時のプレイ中に撮ることのできるキャラの写真、それとQRコードが印刷されており、次回以降のプレイでその衣装を使うことができる。
上側(フォロチケ)には、キャラの写真とQRコードが印刷されている。こちら側は自分が持っていても何の意味もない。ほかのプレイヤーと交換することで効果を発揮する。プレイ中にフォロチケをスキャンすることで、そのキャラクターをライブに呼んだり、お互いにフォローしてフォロトモになることで、超いいねなるものを送ったりできる。

そのため、このゲームはフォロチケを交換できる仲間が多いほど楽しめるゲームだ。









俺が住んでるのは典型的な住宅街だ。こんな感じの。
スーパーは数件あるのだが、一つがイオン系列のものだ。イオンだけあって他よりはでかいが、微妙に他より高いので、あたりのスーパーはいい感じのパワーバランスを保っている。1階が食料品とパン屋とクソマズイ飲食店と保険屋(なんで?)、2階がおばさん用ファッションとおばさん用エクササイズ(昔はTSUTAYAがあったんだがつぶれた)。そして3階がダイソーとゲームセンターだ。

スーパーの最上階のゲーセン。想像に難くないだろう。黄ばんだガラスのUFOキャッチャー、塗装が剥げたアンパンマンの乗り物、太鼓の達人2005年版。シャベルですくうドームみたいなやつにはチョコのタワーなんか入ってるはずもなく、透明な石もどきにの中にところどころミニカーが入っているのみ。ガンシューとか競馬みたいな電気代がかかりそうなやつは物心ついたころから調整中だ(そのくせパチスロはなんかチカチカしてる)。

その中に、一つだけピカピカの筐体がある。そう、プリチャンだ。
なぜか前身のプリパラの前身のプリリズの頃から筐体を構え、滅茶苦茶丁寧にメンテナンスと清掃をされている。プリパラからプリチャンのアップデートにはお金かかりそうなので、このボロゲーセンで実現されるか危ぶんでいたが、杞憂に終わった。


しかし、前述のとおり、プリチャンは仲間がいて初めて100パーセント楽しめるゲーム。無職の俺の周りにプリチャンをプレイする人間はほぼいない。そもそも人間がいない。別に50パーセントでも楽しいのでやってはいるが、マイキャラの「フォロチケをスキャンしてね」の声を毎回スキップするのはやや胸が苦しかった。大型の店舗にはフォロチケを自由に残したり持ってったりできるボードが設置されていることもあるらしいが、そんなものここにない。

今日、そこでプリチャンをしてきた。マイキャラのぞむ君は可愛い。本当に可愛いのだがその可愛さは今文字にするのは難しいので、




これに代える。


ライブを終え、(今日も素晴らしかった)と思っていた時。プリチケを印刷し、フォロチケスキャンをスキップしようとした時、声が。



「あの、フォロチケパキってもらえますか」

声の主は、小学校高学年から中学生くらいの女子だった。


驚きに、「あ、はい、どうも」としか返せなかった。パキった下半分のプリチケがぼろっぼろで妙に小さいエアホッケー台の上に落ちた。受け取ったフォロチケをスキャンしたら、彼女の姿はもう見えなくなっていた。


今になって思うと、10代前半女子が、身長180近い男に声をかけるの、滅茶苦茶勇気がいるはず。
その勇気が、この糞面白くない町の、糞面白くないゲーセンでのフォロトモを生んだ。
しかも、彼女のマイキャラと俺のマイキャラの顔はアイカラー以外一致していて、名前も似ており、まるで双子のようだった。
次のライブには絶対呼ぼう。


そのプレイを終えて席を立ち、帰路につこうとした時、目についた。黄ばんだUFOキャッチャーのコイン投入口の上、控えめに別のフォロチケが置いてあった。



(案外仲間はいるもんだな)そう思いながら、そのフォロチケと俺のフォロチケを交換した。













ちなみに、そこの太鼓の達人は俺のお気に入り曲かつ俺以外選曲していないであろう「mint tears」が、アンパンマンのテーマ等に交じって選曲ランキング6位に入るくらいには仲間がいない。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。